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手話通訳士の役割

耳が不自由な方とのコミュニケーションを図るために使用される手話は、
正しい知識を習得している方にしか正確な意思疎通が図れません。
なかなか意思疎通が図れない人同士の会話を通訳する立場として活躍するのが
手話通訳士の大切な役割です。

ボランティアとして活躍している方の中には手話通訳士の資格を取得し、
たくさんの人々のお役に立っている方が多いです。

一般的に手話を習得する方法として考えられるのは専門学校やお住まいの地域で
定期的に開催される講習会、テレビや本などで学習できます。

専門学校や地域の講習会によっては、お住まいの近くで実施されていない場合は
実質的に習得するのが難しくなってしまいます。
テレビや本で学習する場合は自宅で独学として学習することも可能です。

習得した手話の知識を活用して手話通訳者としてボランティア活動を
実施することができますが、裁判や政見放送で手話通訳者として活躍する場合は
公的資格である手話通訳士の有資格者でなければいけません。

ボランティア活動の場合は必ずしも手話通訳士の資格が必須になるものではありませんが、
活躍の場を広げるためにも公的資格を取得しておくと幅広い選択肢が広がります。

手話通訳士の試験

手話通訳士は年一回のペースで実施されている手話通訳技能認定試験に合格する必要があります。
試験では障害者福祉や聴覚障害者に関する基礎知識などが問われる学科試験と
聞き取りと読み取りの通訳を行う実技試験が実施されます。

試験に備えた勉強法としては参考図書が複数存在しており、地道に学習を進めることが大切です。
学科試験については前回実施された試験で合格基準を満たしていたのに、
実技試験で残念な結果になっていた方は申請することで学科試験が免除になって、
実技試験だけの受験で良くなります。

試験の合格率は約20%程度になっており、難易度が高い試験内容になります。
試験に合格した方は手話通訳士として登録することになり、
平成26年3月現在では約3270人の方が登録されています。

合格して登録が完了した方は、検定試験を実施している
社会福祉法人聴覚障害者情報文化センターのホームページに名簿が掲載されます。
記載される内容は氏名・よみ・登録番号ですが、掲載を希望しない方は
あらかじめ申し出ておけば記載されません。

登録された方には手話通訳士カードが発行されますので、
いつも持ち歩いて手話通訳者として活躍できる証として活用できます。
受験資格は20歳以上の方ならどなたでも受験できます。

参考:日本手話通訳士協会