迷惑なボランティアとは?

ボランティアとは、本来的には無償で助けを必要としている人のための活動を行うものですが、
中には役に立つどころか迷惑な存在となってしまうケースも残念ながらあります。

伊豆大島へ二度の巨大な台風が訪れたときには、
島の人たちの多くは島内にとどまる危険性を知って東京都などへ非難をしました。

ところがそのような危険な場所にわざわざ自分から渡ってゆき、
島の人達に宿泊施設の世話をしろと言い出した自称ボランティア集団がいたといいます。

ボランティア活動に本当に慣れた人の話では、
「ボランティアとして活動をする以上は現地の人に迷惑をかけるようなことはあってはいけない。
もしそこでの寝泊まり、食料の確保が自分ではできないようなら、すぐにその場を去って
別のボランティアに任せるべき」

ということですが、どうもそうしたおしかけボランティアの方々は
趣旨をよく理解していなかったようです。

伊豆大島の事例に限らず、これまで自然災害によって大きな被害を受けた地域では、
迷惑ボランティアにかなり困らされてきたという話もよく聞かれています。

大学生など若いボランティアの中には旅行気分で来ているらしく、
夜に同じボランティアのグループに働きかけてキャンプで合コンを始めたり、
ボランティア先の被災地で面倒な仕事を頼まれると舌打ちをして露骨に嫌がる
といったこともあったそうです。

被災地の方はただでさえ自宅や職場に大きな被害が出ることで
心に大きなキズを負っているのに、そうした心ないボランティアの行動は追い打ちを
かけるようなものであるということはよく知っておいてもらいたいところです。

ボランティアの本当の意味

迷惑ボランティアになってしまう人にありがちなのが、
ボランティア活動を自分探し活動の一貫のように捉えているケースです。

もちろん、人助けをすることで普段の自分を見つめなおし
新しい生きがいを見つけるということ自体は悪いことではありません。

ですがあまりにもそんな自分の満足度を達成することを目的にしてしまうと、
被災地における被災者の気持ちよりも自分のやりたいことを優先することになるので、
かえっていないほうが良いとまで思われてしまうようにもなってしまいます。

最初にも少し言いましたが、ボランティアとして活動をするときに最も大切なのは、
まず自己管理ができることです。

被災地に行けばそこで食事や宿泊場所は用意してもらえるだろうという
格安旅行気分で行くなら、義捐金を自宅から送った方がずっと被災者のためになります。