社会貢献に興味のある方が参加するボランティアツアーに参加した人は、貴重な体験をして新しい気付きを得ています。
様々なボランティアツアーが存在している中でも、2011年に発生して未曾有の大災害を引き起こした東日本大震災の被災地に向けて復興支援として活動するツアーが存在しています。
大きな被害が集中した東北地方を中心に、徐々に復興が進められて明るいニュースを耳にする時も度々ありますが、まだまだ完全に復興するまでには長い時間がかかります。
特に原子力発電所の事故が大きな二次被害をもたらしている福島県では、原発の状況が一切好転しないため完全復興の道筋は全く見えない状況です。
原発から近い地域では立ち入りができない場所も多いですが、比較的離れた場所では今まで通り暮らしている方がたくさんいます。
何とかして立ち直ろうと奮闘している中で、原発事故による放射能汚染が大きな尾を引いており、農家さんを中心に風評被害に苦しんでいる方が大勢存在しています。
ニュースでは報道されない厳しい状況を自分の目で確かめ、被災地の現状を知って一日でも早く解決への道筋を考える手助けがしたいとして、ボランティア活動に参加する方が多いです。

福島の農家さんの元で田植えのツアーを体験した方は、放射能汚染がかなり強いと懸念される地域に行ったそうです。
放射能の影響があっても何とかして安心して食べられる安全性の高いお米を作ろうと頑張っている農家さんの努力を知り、今までは知り得なかった被災地の現状を垣間見たとの声を寄せていました。
農家さんにとっては先祖代々守り続けた大切な田んぼなので、このまま捨てて逃げ出すのはご先祖に申し訳ないという気持ちと、目に見えない放射能に何とかして打ち勝とうと努力している様子に強く心を打たれる方がたくさんいます。
福島から遠く離れた地域に暮らしている一般の方にとっては、事故の影響は他人事のように受け止めている方がとても多いです。
今回のツアーに参加して現場の深刻な状況を体感したことで、より多くの人に情報を発信しなければいけないと実感する方がたくさんいます。

震災から時間が経過しても、原発周辺の環境は何一つ変わっていません。
放射能に関する情報は小出しにされ、かなり日にちが経ってから「実はこんなアクシデントが発生していました…」と事後報告がされる状況です。
遠く離れた地域で起こっているものではなく、私達が暮らしている日本で起こっている事故であることを忘れないように活動しようと心に決める方も多いです。

参考:ツアー参加者体験談